ダイキン エコキュートのエラー一覧|自分で直せるものと業者を呼ぶものを分ける
この記事のまとめ
- ダイキンの取扱説明書が、利用者自身の処置を案内しているエラーコードは限られる(今回確かめた2冊で、給湯専用タイプは8種類、フルオートタイプは14種類)
- 自分でする処置は、止水栓を開ける、凍結や雪が解けるのを待つ、貯湯ユニットの漏電遮断器を「OFF」にして「ON」に戻す、浴槽の水位や循環口を確かめる、の範囲
- 漏電遮断器を「OFF」にしておく時間は機種で違い、給湯専用タイプは約3秒以上、フルオートタイプは2分以上と書かれている
- 表にないコードが出たときや、処置をしても直らないときは、お買い上げの販売店に連絡する。C16が出たときは熱いお湯が出ることがあるため、給湯の使用をやめる
- 取扱説明書の表にあるのは一部のコードで、コードの意味は機種で変わる。手元の機種の取扱説明書を優先する
ダイキンのエコキュートのリモコンにエラーコードが出たとき、取扱説明書が利用者に案内している処置は、実はそれほど多くありません。今回確かめた取扱説明書2冊では、断水・止水栓・凍結の確認、雪が積もっていないかの確認、貯湯ユニットの漏電遮断器を「OFF」から「ON」に戻す操作、浴槽の水位や循環口の確認までです。説明書の表にないコードが出たとき、または処置をしても直らないときは、お買い上げの販売店に連絡する、と書かれています。
この記事では、「自分でできる処置」と「販売店・メーカーの修理窓口に連絡するもの」を分けて並べます。「業者を呼ぶ」は、修理窓口や販売店に連絡する、という意味です。
先に注意:触ってはいけないところ
エコキュートは、電気と高温のお湯を扱う機器です。取扱説明書の安全上の注意には、次のように書かれています(フルオートタイプの説明書、4〜6ページ)。
- 貯湯ユニットの前板や、ヒートポンプユニットのカバーを開けない(感電の原因)
- 漏電遮断器を、ぬれた手で操作しない(感電の原因)
- 分解や修理、改造をしない。ふろ接続アダプター(浴槽の循環口)の分解や修理も同じ
また、次のような症状があるときは、エラーコードを調べるより先に使用を中止し、貯湯ユニットの漏電遮断器を「OFF」にして、販売店かお客様ご相談窓口に連絡するよう書かれています。
- 沸き上げ運転中以外に、逃がし弁から水が漏れる
- 本体や配管から水が漏れる
- 漏電遮断器がひんぱんに「OFF」になる
- こげ臭いにおい、異常な音や振動がある
最初に確かめること:自分の機種の説明書を開く
ダイキンのエラーコードは、機種のタイプや発売時期で、処置の書き方が変わります。今回確かめた2冊の取扱説明書を比べると、同じコードでも違いがありました。
| 項目 | 給湯専用タイプの説明書 | フルオートタイプの説明書 |
|---|---|---|
| 対象機種の例 | EQ37VV、EQ46VV、EQN37VV、EQN46VV、EQ37VHV、EQ46VHV(それぞれ(E)(H)つきを含む) | EQX37ZFV、EQA37ZFV、EQA37ZFHV、EQN37ZFV、EQA37ZFTV など |
| 漏電遮断器を「OFF」にする時間 | 約3秒以上 | 2分以上 |
| 断水・止水栓・凍結の確認の対象コード | C16 | C15、C16、C55、C80 |
| 載っているコード | 740、750、C76、C16、E7、HJ、F38、C80 | 上の給湯専用の分に加えて C15、C55、F66、U51、U54、C52 |
特に、漏電遮断器を戻すまでの時間は大きく違います。給湯専用タイプでは「約3秒以上」、フルオートタイプでは「2分以上」です。手元の機種の説明書にある時間に合わせてください。
説明書は、ダイキンの取扱説明書検索(DT-NET)で型番から探せます。説明書の表紙にある機種名と見比べて、同じ系統のものを開いてください。
説明書には、表示の例として「H59-01」のようにハイフンと数字がつく形が出ています。控えるときは、表示された全体を書き留めてください。
自分でできる処置があるコード
ここからは、取扱説明書の表に処置が書かれているコードです。表の外のコードは、次の節で扱います。
740・750・C76:漏電遮断器を「OFF」にして「ON」に戻す
両方の説明書で、処置はこの操作です。貯湯ユニットの漏電遮断器を「OFF」にし、もう一度「ON」にして使用します。「OFF」にしておく時間は、給湯専用タイプが約3秒以上、フルオートタイプが2分以上です。
フルオートタイプの説明書には、これらのコードのとき給湯温度が表示と違ったり変動したりすることがあるため、じゃ口から出るお湯の温度を確かめて使うよう書かれています。
C16(フルオートタイプでは C15・C55・C80 も):断水・止水栓・凍結を確かめる
説明書には、次の順に確かめるとあります。
- 断水していないか。断水しているときは、説明書の断水の処置を行う
- 給水止水栓が閉じていないか。閉じているときは開ける
- 凍結していないか。解けるまで待つ。凍結のおそれがあるときは、給湯温度設定を「水」にして、1分間に200mL程度の水が出るように、お湯側のじゃ口を開く
3つのどれにも当てはまらない場合の書き方は、機種で違います。
- 給湯専用タイプ(C16):販売店またはお客様ご相談窓口に連絡する
- フルオートタイプ(C15・C16):同じく、販売店またはお客様ご相談窓口に連絡する
- フルオートタイプ(C55):リモコンの「決定」ボタンを押してエラーを解除する
- フルオートタイプ(C80):貯湯ユニットの漏電遮断器を2分以上「OFF」にし、「ON」に戻してから、エア抜き運転を行う
C16 は、熱いお湯が出ることがあります。 どちらの説明書にも、C16が出たときは、じゃ口やシャワーから熱いお湯が出ることがあるので、給湯の使用を中止するよう書かれています。フルオートタイプの説明書では、C16のほかに H34、H59、H60 も同じ扱いです。
止水栓は貯湯ユニットに付属しておらず、位置と形が家庭ごとに違います。場所が分からないときは、販売店に確かめるよう書かれています。
C80:エア抜き運転
給湯専用タイプの説明書では、C80のとき「エア抜き運転を行いましたか」と確かめ、「試運転(エア抜き運転)」を行うよう案内しています。台所リモコンで「初期設定」から「試運転」、「エア抜き運転」の順に選んで開始し、終わったらお湯側のじゃ口を60秒以上開けて空気を抜きます。手順の画面は説明書の41ページに載っています。
フルオートタイプでは、先ほど書いたとおり、漏電遮断器を2分以上「OFF」にして「ON」に戻したうえで、エア抜き運転を行います(説明書の61ページ)。
E7:ヒートポンプユニットのファンに雪が積もっている
説明書は「ヒートポンプユニットのファン周辺に雪が積もっていませんか(ファンが回らないと異常が出ます)」と確かめています。処置は、水をかけて溶かすか、解けるまで待ち、そのあと貯湯ユニットの漏電遮断器を「OFF」にして「ON」に戻して使用する、です。
雪を取り除くときは、安全上の注意にあるとおり、ヒートポンプユニットの吹出口に指や棒などを入れないでください。ファンが高速で回っていることがあり、けがの原因になると書かれています(フルオートタイプの説明書、5ページ)。
HJ:断水していないか
説明書では、ヒートポンプユニットへの給水に関する異常とされています。断水していないかを確かめ、断水が解除されたあと、貯湯ユニットの漏電遮断器を「OFF」にして「ON」に戻して使用します。
F38:沸き増しを「12時間」に設定して、販売店に連絡
F38は、自分で直す項目ではありません。説明書の処置は、販売店へ連絡し、点検修理が終わるまで沸き増しを「12時間」に設定して使う、です。昼間の時間帯の沸き増しは、電気料金が割高になると書かれています。
F66(フルオートタイプ):栓を抜いて、止水栓を閉める
F66は、フルオートタイプの説明書にだけ載っています。処置は、おふろの栓を抜き、給水止水栓を閉めたうえで、販売店またはお客様ご相談窓口に連絡する、です。
おふろに関するコード(フルオートタイプ):U51・U54・C52
浴槽のお湯はりや追いだきに関するコードは、浴槽の栓や水位、循環口の汚れで出ることがあります。フルオートタイプの説明書では、次のとおりです。
| コード | 説明書の確認事項 | 説明書の処置 |
|---|---|---|
| U51 | おふろの栓はしましたか | 栓をしないでお湯はりしたときは、栓をしてお湯はりをやり直す。ふろ接続アダプター(循環口)のお手入れをする。「決定」を押してエラーを解除する。栓をしていたときも、「決定」を押して水を抜いたあと、再度お湯はりする |
| U54 | おふろに残り湯がある状態で、ふろ試運転を行っていませんか | おふろのお湯(水)をすべて排水したあと、台所リモコンでふろ試運転をやり直す。「決定」を押してエラーを解除する |
| C52 | 循環口の上までお湯がない状態で追いだきやバブル運転、温浴タイムをしていないか。じゃ口(シャワー)からお湯はりをして追いだきしていないか。循環口が詰まっていないか | たし湯をして、お湯が循環口の上まであることを確かめてから、もう一度追いだきする。循環口のお手入れをする。「決定」を押してエラーを解除する |
循環口のお手入れは、説明書によると、フィルターを取り外して歯ブラシなどで水洗いする作業です。ごみが詰まると運転できなくなる、とも書かれています。お手入れのあとは元のとおり取り付けてください。フィルターがゆるんだり外れたりしたまま入浴するのは、髪の毛が吸い込まれるなどの事故の原因になるため、してはいけないと書かれています。
応急運転:エラーが出ていてもお湯を使える場合
説明書には、エラーコードが表示されていても応急運転でお湯を使える場合があると書かれています。給湯専用タイプでは、C77、F38、H9、J6、J8のときはじゃ口(シャワー)からお湯を使え、ほかのコードのときは沸き上げはできないものの、タンクに残っているお湯は使えます。フルオートタイプはコードごとの区分がさらに細かく、説明書の63ページの表にあります。複数のエラーが出ていても、リモコンに出るコードは1つだけです。
販売店・メーカーの修理窓口に連絡するもの
次の場合は、自分で処置を続けず、連絡してください。
- 説明書の表にないエラーコードが出たとき。説明書に「上記以外のエラーコードが出た場合、または上記の処置をしても直らない場合は、お買い上げの販売店にご連絡ください」と書かれています
- 処置をしても同じコードが出るとき
- F38、F66 が出たとき(説明書の処置に、販売店などへの連絡が含まれています)
- C15、C16 で、表の確認事項のどれにも当てはまらないとき(説明書では、お買い上げの販売店またはお客様ご相談窓口に相談するとされています)
- 水漏れ、こげ臭いにおい、異常な音や振動、漏電遮断器がひんぱんに「OFF」になるとき(エラーコードの有無にかかわらず)
ダイキンの案内ページでは、修理を相談するときは、型番、購入日、表示されているエラーコードを伝えると進めやすいとされています。保証期間内ならダイキンのコンタクトセンターへの連絡が優先、賃貸やマンションでは、まず管理会社や建物の管理者に連絡し、ダイキン製品の場合は同時にコンタクトセンターにも相談する、という案内です。
次にすること
- リモコンのエラーコードを、ハイフンのあとの数字まで書き留める
- 手元の機種が給湯専用タイプかフルオートタイプかを調べ、同じ系統の取扱説明書で、「エラーコードが表示されたら」のページを開く
- 表にあるコードなら、確認事項を上から順に確かめる。漏電遮断器を「OFF」から「ON」に戻すときは、ぬれた手で触らず、説明書の時間を守る
- 表にないとき、または処置しても直らないときは、お買い上げの販売店に連絡する
- エラーが出る前に、お湯が出ない、蛇口から水しか出ない、という症状があったときは、エコキュートでお湯が出ない時に最初に確かめる5つで順番に切り分ける
- 冷え込みの朝なら、エコキュートが凍結した時の直し方と、やってはいけないことも読む
この記事で確かめられなかったこと
- 今回開いたのは、ダイキンの取扱説明書2冊だけです。ほかの機種(薄型、寒冷地向け、古い年式)の説明書は開いていないため、そこにあるコードや処置は書いていません
- 説明書の表にないコード(たとえば U4、H76、H54、H56 など)の意味と対処は、ダイキンの公式ページで確かめられなかったため、載せていません。他社の一覧ページには載っていますが、根拠にしていません
- ダイキンのエラーコード検索ページ(daikincc.com)は、開いた時点でエコキュートの個別コードの一覧が載っておらず、AIチャットサポートへの案内でした。そのため、コードの意味はこのページからは確かめていません
確かめた日は、出典ごとに2026年11月7日です。
出典(確かめた日)
- ダイキン エコキュート 取扱説明書(給湯専用タイプ EQ37VV・EQ46VV・EQN37VV・EQN46VV・EQ37VHV・EQ46VHV 系、資料番号 3P613997-3B)42ページ「エラーコードが表示されたら」(2026年11月7日)
- ダイキン エコキュート 取扱説明書(フルオートタイプ EQX37ZFV・EQA37ZFV・EQA37ZFHV・EQN37ZFV・EQA37ZFTV 系、資料番号 3P810438-1C)63ページ「エラーコードが表示されたら」(2026年11月7日)
- ダイキン エコキュートの故障かも?見逃せない兆候と効果的な対処法(2026年11月7日)
- ダイキン エラーコード検索(2026年11月7日)